【調査結果】Windowsにおけるブラウザ選択、ユーザーの期待を裏切る実態が明らかに

ユーザーの意向と実態に大きな乖離:Windowsユーザーの3人に2人以上が「既定ブラウザの変更に困難を感じる」と回答.

The Browser Choice Alliance (BCA), a coalition of browsers advocating for greater consumer choice and free and fair competition in the desktop browser market, today released the findings of a national consumer survey examining consumers’ expectations, preferences and real-world experiences when selecting and running a web browser on Windows devices.

テック企業や規制の観点から議論されがちなブラウザ競争において、消費者視点での実態調査はこれまで十分に行われてきませんでした。本調査は、Windows デバイス(デスクトップ・ノート)を利用する全米の成人2,000名を対象に、ユーザー自身が希望するブラウザを選択・利用する際の影響や各種障壁について分析した、全米初の全国調査です。

デスクトップやノートPCは、仕事やSNSでの交流、AIツールの活用など、ユーザーがインターネットにアクセスする上で極めて重要な役割を果たしています。実際、Windowsユーザーの73%が週に1回以上、46%が毎日PCを利用していると回答しております。全米で一般消費者に販売されるWindowsデバイスのほとんど全てに「Edge」がプリインストールされている状況を踏まえると、Microsoftは米国人のインターネット体験に対して非常に大きな影響力を持っていると考えられます

■ 調査結果の4つの主なポイント

  • ユーザーは自らの意思でブラウザを選びたいと強く考えるものの、実際には期待通りにはなっていない。これが「ブラウザ選択のギャップ)」である。
    • 86% of those who use a Windows desktop or laptop for personal use believe they should have primary control over default browser choice, and 80% are in favor of a “one-click browser default.”
    • ほとんど全てのWindowsデバイスに「Microsoft Edge」がプリインストールされているが、81%のユーザーは「Edgeは最優先のブラウザではない」と回答。
  • 多くのユーザーが設定の変更・管理に苦慮しており、希望するブラウザを使用する際に不要な摩擦が生じている。これらのハードルが「複雑性の壁」である。.
    • 過去1〜2年にデフォルトブラウザを変更しようとしたユーザーの72%が「途中で問題が発生した」と回答。主な理由として「システムからプリインストールブラウザへの再設定を推奨・誘導される」、「アプリやウェブリンクが古いブラウザで開いてしまう」、「オンラインで手順や動画を調べる必要があった」などを挙げた。
  • Even after selecting a preferred browser, nearly 1 in 3 Windows users report experiences and tactics that undermine their ability to maintain that choice over time. They’ve fallen into a Reset Trap.
    • ユーザーの29%が「Windowsのシステムアップデートによってブラウザ設定が変更・リセットされた」と回答。
  • 高齢層やデジタル技術に不安を持つユーザーほど、ブラウザの管理や選択権の行使においてより大きな影響を受けている。これらのユーザーは「不均衡な不利益」を被っていることになる。.
    • 「ブラウザの変更操作が複雑だ」と答えた割合は、18〜44歳では15%にとどまるのに対し、65歳以上では44%に上った。
    • さらに、65歳以上の61%が「希望するブラウザをいつでも選択・利用し続けられる確信が薄い、または全くない」と回答。

BCAは今後数週間にわたり、調査データや消費者の声を交えた詳細なテーマ別分析レポートを順次公開していく予定です。

Windowsユーザーの85%以上が「ブラウザ体験を自らコントロールしたい」と望む一方で、3人に2人以上が不要な障害に直面しています。政策立案者や規制当局、IT企業がデジタル市場の競争環境を議論する中、ユーザーの意図は明確です。Microsoftは不要な障害を取り除き、OSではなくユーザー自身がブラウザ体験の主導権を握れるよう、消費者の意思を尊重すべきです。

調査概要

ブラウザ・チョイス・アライアンスは、グローバル市場調査会社Savantaを通じて、Windowsのデスクトップまたはノートパソコンを使用する全米の成人2,000人を対象とした第三者による全米世論調査を実施しました。本調査では、ブラウザの好み、デフォルトのブラウザ設定、設定管理の簡便さ、ユーザー自身の決定権に対する意識など、ブラウザの選択に関する消費者の意識・期待・実体験を精査しています。調査結果は、各テーマに焦点を当てた詳細レポートとして、連載形式で順次発表します。

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